[ゴーヤ茶の作り方]干したゴーヤを小型微粉砕器でパウダーに!
公開日:
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最終更新日:2016/12/27
[レシピ]干し野菜、乾燥食品, 野菜 乾燥例, 粉砕例
ラボネクト株式会社の食品乾燥機と小型微粉砕器を使って干しゴーヤとゴーヤパウダー作りを行います。
細かい粉末になったゴーヤを丸ごとゴーヤ茶にして飲めるのかも試しました。
ゴーヤとは?
「ゴーヤ」とは、南国沖縄の代表的な食べ物、ツル性のウリ科植物のこと。
「ニガウリ」の事です。
暑い季節のスタミナ源として知られ、沖縄では夏バテ解消に利用される代表的な野菜のひとつです。
高温多湿の気温に適しているため、沖縄では昔からよく栽培されていました。
非常に強い苦味があるにもかかわらず、ここまで広く親しまれるようになったのは、
”長寿食”といわれるほど栄養価が高い健康野菜だからでしょう。
ゴーヤの栄養価
ゴーヤにはビタミンCを始め、β-カロチンやビタミンB1などのビタミン類や、カリウム、リン、鉄分などミネラル類が豊富に含まれています。
ゴーヤに含まれるビタミンCは、加熱しても破壊されにくいのがポイントです。抗酸化作用のあるβカロテンも含まれているので、ビタミンCとの相乗効果で風邪予防やがん予防、美容効果などに期待ができます。血圧の上昇を抑制するカリウムも含まれています。
沖縄では古くから、ゴーヤの苦みには血をキレイにして、血圧を安定させる効果があると伝えれられています。
ゴーヤを干すとどうなる?
乾燥ゴーヤは生のゴーヤよりも、栄養がギュっと詰まっており、カリウムが15倍、カルシウムが18倍、鉄分が27倍にもなります。
生で食べるより断然栄養価が高く、乾燥で保存もきくので年中食べることが出来ます。
ゴーヤを乾燥させる食品乾燥機ドラミニ
家庭用食品乾燥機でトップクラスの性能!
食品乾燥機ドラミニは温度設定可能でタイマー付です
温度の調節が35~70℃で1℃単位で行えます。
ローフード作りなどで高温で乾燥したくない際は40℃前後の乾燥、素早く乾燥させたい際は60℃前後など使い分けが可能です。
タイマー付で1~99時間で調節が可能です。乾燥後に粉末にする場合は乾燥時間は1日程度は必要となります。
6段トレーで家庭用ながら多くの量を1度に乾燥可能
家庭用食品乾燥機の多くはトレーが丸く浅いため食材を並べづらく1度に干せる量も少ないという欠点があります。
食品乾燥機ドラミニは長方形トレーで隙間なく並べやすいですし、トレーの深さも2.5cm、トレー枚数6枚と小さな業務用食品乾燥機程度の乾燥量がございます。
機械寸法は幅435mm 奥行310mm 高さ310mm 重量約5kgとなっておりまして家庭用オーブンの1回り大きい程度なのでキッチンにも置けるサイズです。
家庭用食品乾燥機 ドラミニの価格
¥26,800
干しゴーヤ作りの準備
洗ったゴーヤを用意します。
ゴーヤの上下ヘタを落とします。
ゴーヤを半分に切ります。
スプーンでゴーヤとワタを取り除きます。
種とワタを取ったゴーヤ。
ゴーヤを切っていきます、約1㎝に切りました。
干しゴーヤにするための準備はこれで終了です。
食品乾燥機でゴーヤを乾燥します
食品乾燥機のトレイに、カットしたゴーヤをのせます。
1トレイに424gのっています。
もっと敷き詰めれば500g以上のゴーヤを乾燥できます。
ドラミニは6段トレイなので1度に3kg以上の乾燥が可能となります。
食品乾燥機の設定温度60℃で6時間ごとに重量の変化を確認していきます。
6時間後
乾燥前重量424g→6時間後41g
6時間の乾燥で重量は1割程度まで進みました。
とても小さくなりました、触ってみて乾いていますが少し柔らかいです。
12時間後
乾燥前重量424g→6時間後41g→12時間後34g
6時間乾燥より若干重量は減りました。
硬くなり手で曲げると折れる程乾燥しました。
12時間以上の乾燥で重量の変化はありませんでした、ゴーヤの乾燥は12時間で終了です。
小型微粉砕器でゴーヤをパウダーに
先程、乾燥させた干しゴーヤを粉末にします。
粉末にする機械は何種類かあるのですが今回は「ハイスピードミル」と「ファインパウダーミル」で行います。
まずはハイスピードミルで粉砕を行います
粉砕容器に乾燥ゴーヤ15gを入れます。
ゴーヤの状態は曲げるとパリッと割れる程度まで乾燥しています。
2分間粉砕後
ゴーヤの粉砕が出来ました、多少粒が残った状態です。
ハイスピードミルの場合、完全にサラサラの粉末にすることは難しいようです。
次はファインパウダーミルで干しゴーヤの粉砕を行います
ファインパウダーミルは微粉末化専用で粉砕できる量は少ないデメリットはありますが、ハイスピードミルより細かいパウダーにできるかと思います。
ゴーヤの量はハイスピードミルと同じ15gです。
15gの干しゴーヤを1分程度で粉砕完了
粉砕されたゴーヤを確認します。
エア抜き袋と、
ファインパウダーミルの容器から取り出します。
抹茶の様な細かい粉末になりました。
干しゴーヤを微粉末にする動画
ゴーヤ粉末の細かさを比較します
画像左 ハイスピードミルで粉砕したゴーヤ
画像右 ファインパウダーミルで粉砕したゴーヤ
ハイスピードミルで粉砕したゴーヤをアップにした画像です、解りづらいですが黒い点々が粉砕の粗い所です。
同じく、ファインパウダーミルのアップ画像です、黒い粒は見当たりません。
乾燥ゴーヤの粉末化に関してはハイスピードミルでは難しいようで、ファインパウダーミルのほうが微粉末にすることができます。
ゴーヤ粉末で作るゴーヤ茶
先程、ハイスピードミルと、ファインパウダーミルで作ったゴーヤ粉末でゴーヤ茶を作りました。
ハイスピードミルで作ったゴーヤ粉末をコップに入れます。
ファインパウダーミルで作ったゴーヤ粉末をコップに入れます。
まず、少量の水を入れてスプーンで攪拌します。
左 ハイスピードミルのゴーヤ茶
右 ファインパウダーミルのゴーヤ茶
ハイスピードミルのゴーヤ茶です、粉砕の粗い粒が溶けずに残っています。
ファインパウダーミルのゴーヤ茶です、沈殿物もほぼ無く水に溶けています。
水を足し2つのゴーヤ茶を飲み比べてみました。
ファインパウダーミルのゴーヤ茶は、とてもスッキリした味で思った程苦く無く飲めました。
ハイスピードミルのゴーヤ茶は、ファインパウダーミルと比べて、多少苦みが強く感じました。
お茶にして飲むなら抹茶のように細かく粉砕できるファインパウダーミルのほうがオススメとなります。
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今回ご紹介した機械以外にもいろいろと取扱いがございます。
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