[野菜乾燥機と天日干しの乾燥比較テスト]じゃがいも・れんこん・玉ねぎ
公開日:
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最終更新日:2019/06/04
野菜 乾燥例, 食品乾燥機・天日干しの乾燥比較テスト, 家庭用食品乾燥機ドラミニ テスト例
ご好評頂いております人気企画「食品乾燥機と天日干しの乾燥比較テスト」
今回はじゃがいも、れんこん、玉ねぎで乾燥比較を行います。
過去に行った乾燥比較テストの詳細は↓
きゅうり、ピーマン、ぶなしめじの比較テストの詳細は下記リンクよりご覧頂けます。
[干し野菜作り] きゅうり、ピーマン、ぶなしめじを野菜乾燥機と天日干しで比較テスト
キャベツ、人参、カボチャの比較テストの詳細は下記リンクよりご覧頂けます。
[食品乾燥機vs天日干し]キャベツ、人参、カボチャで比較テスト
大根の比較テストの詳細は下記リンクよりご覧頂けます。
[比較]切り干し大根を野菜乾燥機と天日干しで乾燥させた結果
小松菜、ほうれん草、茄子の比較テストの詳細は下記リンクよりご覧頂けます。
[野菜乾燥機vs天日干し]小松菜、ほうれん草、茄子で比較テスト
Contents
干し野菜作りに使用する食品乾燥機「ドラミニ」
- 小型乾燥機ですが6段トレーで約3kgの乾燥を1度に行えます。
- 温度設定可能、タイマー付の高機能です。
- 電気代も1時間で3~4円と省エネです。
- 静音仕様のため作動音も静かです。
価格:¥26,800
実際に食品乾燥機「ドラミニ」を使用されたお客様の声は下記をクリック
食品乾燥機ドラミニを使用したお客様の声一覧
じゃがいも、れんこん、玉ねぎを干すのに使用した干しかご
1000円前後でアマゾンなどで販売している干しかごです。
この食品乾燥機と干しかごを使って比較テストを行っていきます。
干し野菜作り(じゃがいも)の手順
水洗いをしたじゃがいもを用意します。
約5㎜~1cm程の間隔でカットします。
じゃがいもの芽は毒素があるので、芽が生えていたら必ずカットしてください。
野菜乾燥機で干しじゃがいも作りを行います
乾燥前重量350gのじゃがいもを食品乾燥機にのせ、設定温度60℃で乾燥させます。
6時間乾燥後のじゃがいも
乾燥前重量350g→6時間乾燥後154g
色が黒ずんで来ました、黒いのはカビや腐っている訳ではなく
じゃがいもに含まれるチロシン(アミノ酸の一種)が空気に触れ
同様にじゃがいもに含まれるチロシナーゼと呼ばれる酵素の働きで酸化され
メラニンと呼ばれる褐色の物質に変わるためで、食べるのに問題はありません。
まだしっとりとしていて、触ると柔らかいです。
12時間乾燥後のじゃがいも
乾燥前重量350g→6時間乾燥後154g→12時間乾燥後95g
見た目は特に変わりありませんが、じゃがいもが乾燥によって硬くなりました。
水分は感じません、力を入れるとパリッと乾いた音がして折れます。
18時間乾燥後のじゃがいも
乾燥前重量350g→6時間乾燥後154g→12時間乾燥後95g→18時間乾燥後88g
18時間以上乾燥を続けても、じゃがいもの重量は減少しませんでした。
野菜乾燥機「ドラミニ」を使うと、じゃがいもは18時間程度の乾燥で
ほぼ水分が無くなった状態になるということになります。
天日干しでじゃがいもの乾燥
先程と同じようにカットしたじゃがいもを、干しかごに入れて天日干しを行います。
天日干しは時間がかかるので、ダイジェストでお送り致します。
じゃがいもの重量は先程と同じく350gです。
天日干し1日経過
天日干し、初日の天気はくもりでした。平均気温:16.9度
乾燥前重量350g→1日乾燥後177g
ドラミニ同様、黒く変色しています。
触ってみて、柔らかくしっとりとしています。
朝9:00から夕方18:00まで天日にさらし、それ以外の時間は室内で乾燥させています。
天日干し2日経過
天日干し2日目、天気は晴れのち雨。平均気温21.2度
朝は天気が良かったですが、昼過ぎから雨が降ってきました。
その後、雨のかからない室内に移動させました。
乾燥前重量350g→1日乾燥後177g→2日乾燥後113g
多少湿り気が残っていますが硬いです、指で曲げると折れました。
天日干し3日経過
天日干し3日目、天気は晴れです。平均気温:18.4度
夕方まで晴れていて過ごしやすい一日でした。
乾燥前重量350g→1日乾燥後177g→2日乾燥後113g→3日乾燥後99g
乾燥が進み、手で折るとパリッとしています。
天日干し6日経過
天日干し6日目、天気は晴れです。平均気温:16.7度
乾燥前重量350g→1日乾燥後177g→2日乾燥後113g→3日乾燥後99g→4日乾燥後93g
→5日乾燥後90g→6日乾燥後88g
6日間で、重量が変わらなくなるまで乾燥することが出来ました。
じゃがいもの天日干しは6日で完了しました。
野菜乾燥機で乾燥させたじゃがいもと同じ88gになりました、じゃがいもは約1週間で乾燥させることが出来ました。
干し野菜作り(れんこん)の手順
れんこんもカットして乾燥させます。
れんこんを水で洗い、5㎜~1cm程の間隔でカットしました。
野菜乾燥機で干しれんこん作りを行います
乾燥前重量317gのれんこんを食品乾燥機にのせ、設定温度60℃で乾燥させます。
6時間乾燥後のれんこん
乾燥前重量317g→6時間乾燥後100g
触ってみて水分は感じません、硬くザラザラしています。
12時間乾燥後のれんこん
乾燥前重量317g→6時間乾燥後100g→12時間乾燥後86g
手で曲げると簡単に折る事が出来ます。
18時間乾燥後のれんこん
乾燥前重量317g→6時間乾燥後100g→12時間乾燥後86g→18時間乾燥後82g
触った感じ12時間の時と変わりありません。
18時間以上の乾燥ではれんこんの重量の減少はありませんでした。
れんこんは18時間程度の乾燥でほぼ水分は無くなるということになります。
天日干しでれんこんの乾燥
先程と同じようにカットしたれんこんを、干しかごに入れて天日干しを行います。
れんこんの重量は先程と同じく317gです。
天日干し1日経過
乾燥前重量317g→1日乾燥後149g
触るとしっとりと水分を感じます、乾燥前より少し柔らかくなりました。
天日干し2日経過
乾燥前重量317g→1日乾燥後149g→2日乾燥後98g
乾燥が進み硬くなってきました、わずかに触ってみて水分を感じます。
天日干し3日経過
乾燥前重量317g→1日乾燥後149g→2日乾燥後98g→3日乾燥後83g
水分はほぼ感じません、指で曲げると簡単に折れます。
天日干し3日目でれんこんの乾燥は終了しました。
れんこんは今まで行ってきた天日干しの中でも、早い時間で乾燥する素材といえます。
これ以上の乾燥で重量の変化は無かったので、れんこんの天日干しは3日目で終わりです。
野菜乾燥機で干し野菜作り(玉ねぎ)の手順
玉ねぎの皮を剥き、カットした物を使用します。
乾燥を早める為に細かくカットしました。
野菜乾燥機で干し玉ねぎ作りを行います
乾燥前重量265gの玉ねぎを食品乾燥機にのせ、設定温度60℃で乾燥させます。
6時間乾燥後の玉ねぎ
乾燥前重量265g→6時間乾燥後70g
触るとまだ水分を感じます、手触りは柔らかくなりました。
12時間乾燥後の玉ねぎ
乾燥前重量265g→6時間乾燥後70g→12時間乾燥後26g
触ってみて水分を感じなくなりました、
指で曲げると硬くパリパリと折れます。
12時間以上の乾燥で重量の変化が無かったので、玉ねぎは12時間で乾燥終了です。
細かくカットして乾燥させたため乾燥時間が短かくなりました、逆に太目にカットすると乾燥時間は長くなります。
天日干しで玉ねぎの乾燥
先程と同じようにカットした玉ねぎを、干しかごに入れて天日干しを行います。
玉ねぎの重量は先程と同じく265gです。
天日干し1日経過
乾燥前重量265g→1日乾燥後116g
多少しおれた程度で、まだ十分に水分を含んでいます。
天日干し2日経過
乾燥前重量265g→1日後116g→2日乾燥後46g
まだ柔らかく、しっとりとした手触りです。
少しづつ乾燥で小さくなってきています。
天日干し3日経過
乾燥前重量265g→1日乾燥後116g→2日乾燥後46g→3日乾燥後39g
まだ少し水分が残っている状態です。
小さくなった玉ねぎが干しかごの網目から少しこぼれています。
天日干し6日経過
乾燥前重量265g→1日乾燥後116g→2日乾燥後46g→3日乾燥後39g
→4日乾燥後34g→5日乾燥後29g→6日乾燥後26g
6日間の乾燥で水分は感じなくなりました。
これ以上の乾燥で重量の変化は無かったので、玉ねぎの天日干しは6日目で終わりです。
出来上がった干し野菜の見た目や味を比較
じゃがいも
左 野菜乾燥機で乾燥したじゃがいも 右 天日干しで乾燥したじゃがいも
野菜乾燥機のじゃがいもはパリっと音がする程乾燥しています。
天日干しで乾燥したじゃがいもは野菜乾燥機のものより、色が黒い部分が多いです。
こちらのじゃがいもも簡単に折れる程乾燥しています。
この2つをそのまま食べ比べてみました。
噛んでみて野菜乾燥機のジャガイモの方が歯ごたえが良かったです。
味はこれといった違いはありませんでしたが、
野菜乾燥機の方がじゃがいもの風味が強いと思いました。
れんこん
左 野菜乾燥機で乾燥したれんこん 右 天日干しで乾燥したれんこん
野菜乾燥機のれんこんはやはりパリパリとした状態です。
天日干しのれんこんも、天日干しじゃがいも同様色の変色が多いです。
2つそのまま食べてみた感想は、あまり味がしませんが天日干しのれんこんの方が少し生臭さがありました。
玉ねぎ
左 野菜乾燥機で乾燥した玉ねぎ 右 天日干しで乾燥した玉ねぎ
野菜乾燥機で乾燥した玉ねぎは指で押すと割れる程乾燥しています。
天日干しよりも飴色のようないろに変色しています。
天日干しで乾燥した玉ねぎは少し柔らかい状態です。
2つともそのまま食べてみました。
両方甘く、このまま野菜スナックとして十分おいしかったです
野菜乾燥機の方がパリパリしていて食べやすく感じました。
野菜乾燥機vs天日干しの結果
野菜乾燥機を使用すればじゃがいも、れんこん、玉ねぎは12~18時間でほぼ水分はなくなります。
じゃがいも、玉ねぎは天日干しに6日必要です。
れんこんが一番短く3日の天日干しとなります。
野菜乾燥機より天日干しのほうが平均約7.5倍の時間が必要ということになります。
*天候や気温にもよりますが、乾燥機を使ったほうが数倍以上早く完了するかと思います。
そのまま食べてみた結果、食品乾燥機で作ったじゃがいも、れんこん、玉ねぎのほうが
食べやすく、見た目・食感も野菜乾燥機で行ったもののほうが良いかと思います。
*味に関しては個人の見解です。
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