[すっぽんの粉砕！]細かい粉末にするのは難しい！？

ラボネクト株式会社で販売している粉砕機（製粉機）は乾燥野菜、食品などを粉末状にしたいなどのお問合せを日々多く頂いております。

当社に寄せられるお客様のお問合せ内容にお答えしていきます。

ご質問内容

すっぽんパウダーを作りたいのですが可能ですか？

すっぽんを取り扱われているお店からパウダーにして健康食品として使用したいとのお問合せは多くございます。

すっぽんは甲羅も硬いですし、内臓などが含まれていると粉にはしづらい食材ではあります。

そんなすっぽんを粉末にすることができるかテスト例をご紹介致します。

まずは食品乾燥機を使って水分を飛ばします。

どんな食材でも水分が含まれていると粉末にはなりません。

食品乾燥機「プチミニⅡ」を使って乾燥を行います。

乾燥データ

６０℃で３６時間乾燥
乾燥前重量：６３０ｇ　乾燥後重量：１９０ｇ

粉砕機ハイスピードミルを使ってスッポンを粉砕

卓上型１００Ｖコンセントで使用できる粉砕機でトップクラスの性能です。

ハイスピードミルを使用して乾燥させたすっぽんの粉砕を行います。

すっぽんを事前に砕いてから粉砕機械に投入します

硬さがある食材は粉砕前の寸法が大きいと機械に負荷がかなりかかるため少し砕いてからの粉砕となります。

粉砕機で約２分間粉砕を行いました。

粉末にはならず、かなり粗い仕上がりとなってしまいました。
正確な理由はわかりませんが、乾燥させて水分を飛ばしただけではスッポンはパウダーにするのは難しいようです。

粉末状にする場合は食材がパリパリに乾燥している状態が望ましいです。
食品乾燥機だけではパリパリになるまで乾燥できないようので遠火で焼いたスッポンではどうなるかをテストします。

こちらは遠火でじっくり焼き上げたスッポンとなります。

焼いたスッポンを再度ハイスピードミルで粉砕します

１回当たりの投入量は約２００ｇです。

２分間粉砕後のスッポン

今度は上手くパウダーになったようです。

焼いた場合のスッポンでも内臓が含まれているか、含まれていないかで細かさは少し変わります。

内臓が含まれていないほうが、より細かい粉末にすることができるかと思います。

野菜やその他食品の場合は乾燥機で水分を飛ばすだけで微粉末にできるケースは多いのですが、すっぽんは蒸し焼きなどをしてからでないと上手くパウダーにできないのかと思います。

すっぽんを粉末にする動画

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