[ドライハーブとハーブソルトの作り方]小型乾燥機とパウダーにするミル

今回はラボネクト株式会社の販売している小型食品乾燥機ドラミニを使ってドライハーブ作りとパウダーにする業務用ミルを使ってハーブソルト作り方のご紹介です。

様々な形で生活の中にあるハーブ、長期保存が可能なドライハーブにすることで好きな時に使用することが出来ます。

ハーブソルトはピザやパスタ、お肉、魚、野菜など様々な料理の調味料に一振りすれば香り豊かな味わいになります。

ハーブとは？

ハーブは「草」あるいは「野草」、「草木」を意味するラテン語のherbaが語源と言われています。

用途は様々で、料理の香り付けや、スパイス、薬、虫よけ、さらには古くから魔除けとしても使われたりします。

食用の世界では、「香辛料」とも呼ばれ、この中で茎、葉、花を利用するものを「ハーブ」、それ以外の部位を利用するものを「スパイス」と定義されています。

日本にハーブという言葉が来たのは1960年頃、薬としての利用度が高い欧米に比べ、お茶を飲用する習慣が身についている日本では、太平洋戦争後、世の中が豊になると共に紹介され、より嗜好的なお茶としてハーブティーは楽しまれました。

ハーブの乾燥方法と保存方法

• 自然乾燥

一般的にハーブの乾燥は、風通しの良い日陰に吊るす事で乾燥させる方法が多いと思います。

大体一週間ほどで完成します。雨や梅雨の季節はカビに注意した場所と管理が必要です。

• 人工乾燥

電子レンジ、オーブン、フードドライヤーなどを使った乾燥方法です、効率よくすれば自然乾燥よりも早く乾燥させる事が可能です。

電子レンジは1番手早く乾燥させる事が出来ますが、調節が難しく焦げてしまったり種類によってはハーブのせっかくの香りが飛んでしまう場合もあります。

当社の食品乾燥機は温度調節が可能でタイマーも付いておりますので、焦げる心配もなく安定した乾燥を行うことができます。

• 保存方法

瓶や、ストックバッグにシリカゲル(乾燥剤)と一緒に入れて、あまり温度変化の無い場所で保管しましょう、冷蔵庫の保存も可能ですが匂い移りする可能性がありますのであまりお勧めしません。

ハーブをドライハーブにする乾燥機

おすすめの小型食品乾燥機です

• ６段トレー付なので家庭用ながら多くの量を１度に乾燥できます
• トレーの深さは２．５ｃｍが４枚と４ｃｍが２枚の６トレーです
• 家庭用コンセント１００Ｖで使用可能
• 電気代が１時間３～４円と省エネで作動音がとても静かです。
• ハーブ以外にも干し野菜、ドライフルーツ、ジャーキー作りにも使用可能

価格：￥２６，８００
[お客様の声]食品乾燥機（ドライフルーツメーカー）

食品乾燥機でドライハーブの作り方

紹介しているハーブは乾燥前に水洗いしています。

設定温度40℃で6時間ごとに重量の変化を調べていきます

バジル

乾燥前重量　27g

バジルなら約２００ｇ程度は１トレーに並べることができるかと思います。

6時間乾燥後

乾燥前重量27g→6時間乾燥後11g

葉が萎れてきていますが、まだ水分はあります。

12時間乾燥後

乾燥前重量27g→6時間乾燥後11g→12時間乾燥後7g

葉の部分がカサカサしてきました、幹の部分はまだ柔らかいです。

18時間乾燥後

乾燥前重量27g→6時間乾燥後11g→12時間乾燥後7g→18時間乾燥後5g

葉も幹の部分も硬く、脆くなりました。水分はもうありません。

バジルは18時間以上の乾燥で重量の変化はありませんでした。

ローズマリー

乾燥前重量20g

ローズマリーも１トレーに２００ｇ程度は並べることができます。

6時間乾燥後

乾燥前重量20g→6時間乾燥後9g

少し葉の部分が乾燥により収縮したと思います、まだ水分は残っています。

12時間乾燥後

乾燥前重量20g→6時間乾燥後9g→12時間乾燥後7g

色が緑色から茶色に変わり始めています、硬くなってきました。

18時間乾燥後

乾燥前重量20g→6時間乾燥後9g→12時間乾燥後7g→18時間乾燥後5g

葉の部分がポロポロ落ちてきます、もう水分は感じられません。

ローズマリーは18時間以上の乾燥で重量の変化はありませんでした。

パセリ

乾燥前重量98g

パセリはカサがあるため２．５ｃｍトレーでは難しいかと思いますので４ｃｍトレーが適しております。
もしくは少しカットしてからなら２．５ｃｍトレーでも大丈夫です。

6時間乾燥後

乾燥前重量98g→6時間乾燥後15g

葉の部分は乾燥しています、幹は柔らかいです。

12時間乾燥後

乾燥前重量98g→6時間乾燥後15g→12時間乾燥後8g

幹の部分が乾燥前よりも半分くらいに小さくなりました、まだ少し柔らかいです。

18時間乾燥後

乾燥前重量98g→6時間乾燥後15g→12時間乾燥後8g→18時間乾燥後6g

葉も幹の部分も硬くなりました、水分は感じられません。

パセリは18時間以上の乾燥で重量の変化はありませんでした。

セージ

乾燥前重量14g

セージも敷き詰めれば２００ｇ程度は１トレーに並べることができます。

6時間乾燥後

乾燥前重量14g→6時間乾燥後3g

小さくなりました、まだわずかに水分が残っています。乾燥前は緑色でしたが灰色になってきています。

12時間乾燥後

乾燥前重量14g→6時間乾燥後3g→12時間乾燥後2g

葉の部分は少し力を入れるとパリッと折れてしまいます、水分は感じられません。

セージは12時間以上の乾燥で重量の変化はありませんでした。

タイム

乾燥前重量19g

タイムも敷き詰めれば２００ｇ程度は１トレーに並べることができます。

6時間乾燥後

乾燥前重量19g→6時間乾燥後5g

乾燥で収縮が見られますがまだ水分は残っています。

12時間乾燥後

乾燥前重量19g→6時間乾燥後5g→12時間乾燥後3g

乾燥でとても脆くなっています、気を付けて触らないと葉がポロポロ落ちてしまいます。

タイムは12時間以上の乾燥で重量の変化はありませんでした。

ハーブ乾燥時間と重量の変化まとめ

バジル
乾燥前重量27g→6時間乾燥後11g→12時間乾燥後7g→18時間乾燥後5g

ローズマリー
乾燥前重量20g→6時間乾燥後9g→12時間乾燥後7g→18時間乾燥後5g

パセリ
乾燥前重量98g→6時間乾燥後15g→12時間乾燥後8g→18時間乾燥後6g

セージ
乾燥前重量14g→6時間乾燥後3g→12時間乾燥後2g

タイム
乾燥前重量19g→6時間乾燥後5g→12時間乾燥後3g

ハーブの乾燥は概ね１２～１８時間で完了します。

乾燥設定温度を今回は４０℃にしましたが温度を高くすれば半分以下の時間で完了はするかと思います。

ただ、温度を上げると香りが飛んだりなどもあるかと思いますが４０℃前後が良いかと思います。

ハーブは今回行ったもの以外にもカモミール、ラベンダー、アップルミント、レモングラス、ミント、クレソン、ルッコラ、ホースラディッシュなど様々なハーブの乾燥を行えます。

業務用ミルでハーブソルト作り

次は今回乾燥させたドライハーブなどを使ってハーブソルトの作り方をご紹介致します。

材料

• ローズマリー　約1g
• セージ　　　　約1g
• タイム　　　　約1g
• バジル　　　　約1g
• ライム　　　　約1g
• 乾燥にんにく　約1g
• 岩塩　　　　　　6g　


ライムとニンニクも食品乾燥機で乾燥させます。


 

ライムとニンニクの乾燥

ライムの乾燥前重量　110g



乾燥データ

乾燥前重量110g→6時間乾燥後26g→12時間乾燥後19g



ライムは12時間で乾燥は完了しました。

 

にんにくの乾燥前重量　372g

にんにくを丸ごと乾燥させると時間がかかるのでスライスしてから乾燥させます。



乾燥データ

乾燥前重量372g→6時間乾燥後164g→12時間後145g→18時間後142g



にんにくは18時間で乾燥は完了しました。

にんにく乾燥テストの詳細は「フードドライヤーを使ったニンニクの乾燥例」をご覧ください。

 

ハイスピードミルでハーブソルト作り


ハイスピードミルは１００Ｖコンセントで使用できるミルでトップクラスの性能です。

家庭用ミルの数倍以上の粉砕能力があります。

 

岩塩以外の材料を粉砕機ハイスピードミルに投入します。



 

約1分粉砕します。



 

ハーブが細かくなりました。



 

粉砕したハーブを容器に入れ、使った材料と同じ重量の岩塩（又は塩）を混ぜ合わせます。



 
すりこぎ棒で好みの粗さにしましょう。



 

ハーブソルトが完成しました、市販の物より香りが全然違います。

保管には密封出来る瓶などが良いでしょう。



 

ハーブソルトを使った簡単レシピ[ピザ]

完成したハーブソルトをピザにかけて食べてみました。



強いハーブの香りが勝ってしまわないかと心配でしたが、かけるとピザに見事に合わさりとても食欲をそそられる香りになりました。

今回は冷凍のピザを使用しましたが、リッチな味わいでとても美味しかったです。



肉、魚介、パスタにもとても合いそうです。

食品乾燥機と業務用ミルを使用したドライハーブ作りやハーブソルト作りをぜひお試しください。

 

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「微粉砕機｜お米を米粉に茶葉を抹茶にする機械（ファインパウダーミル）」を
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動画ではお茶の粉砕を行っています。
サラサラの抹茶になります。

 

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