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[食品乾燥機・電子レンジの乾燥比較テスト]れんこん・大根・人参

食品乾燥機と電子レンジの乾燥比較
ラボネクト株式会社では干し野菜やドライフルーツを作ることができる食品乾燥機の販売を行っております。

干し野菜やドライフルーツを作る方法として食品乾燥機を使用する以外にも「天日干し」や「電子レンジ」を使用して作る方法もあります。

以前に食品乾燥機と天日干しの乾燥時間の違いや仕上がりの違いはいろいろとテストを行いましたが、今回は食品乾燥機と電子レンジの比較テストを行いたいと思います。

 

過去に行った天日干しと食品乾燥機との比較の記事は↓をクリック

きゅうり、ピーマン、ぶなしめじの比較テストの詳細は下記リンクよりご覧頂けます。
[干し野菜作り] きゅうり、ピーマン、ぶなしめじを野菜乾燥機と天日干しで比較テスト

キャベツ、人参、カボチャの比較テストの詳細は下記リンクよりご覧頂けます。
[食品乾燥機vs天日干し]キャベツ、人参、カボチャで比較テスト

大根の比較テストの詳細は下記リンクよりご覧頂けます。
[比較]切り干し大根を野菜乾燥機と天日干しで乾燥させた結果

小松菜、ほうれん草、茄子の比較テストの詳細は下記リンクよりご覧頂けます。
[野菜乾燥機vs天日干し]小松菜、ほうれん草、茄子で比較テスト

Contents

干し野菜作りに使用する食品乾燥機「ドラミニ」

家庭用食品乾燥機ドラミニ

  • 小型乾燥機ですが6段トレーで約3kgの乾燥を1度に行えます。
  • 温度設定可能、タイマー付の高機能です。
  • 電気代も1時間で3~4円と省エネです。
  • 静音仕様のため作動音も静かです。

価格:¥26,800

実際に食品乾燥機「ドラミニ」を使用されたお客様の声は下記をクリック
食品乾燥機ドラミニを使用したお客様の声一覧

 

れんこん・大根・人参を乾燥させる為に使った電子レンジ

食品乾燥機「ドラミニ」との乾燥比較に使用した、

500w~700wの調節が可能な家庭用電子レンジです。

食品乾燥機と電子レンジの乾燥比較

 

干し野菜作り(れんこん)の手順

水洗いをしたれんこんを用意し、5㎜~1cm程の間隔にカットします。

れんこん カット

 

食品乾燥機で干しれんこん作りを行います

乾燥前重量225gのれんこんを食品乾燥機にのせ、設定温度60℃で乾燥させます。

食品乾燥機で乾燥前 れんこん

乾燥前れんこん

 

6時間乾燥後のれんこん

乾燥前重量225g→6時間乾燥後72g

皮の部分の色が変わりました、調理の時でも黒く変色するのはポリフェノールの一つの

タンニンが変化する為で人体に害はありません。

食品乾燥機で6時間乾燥後 れんこん

ほぼ水分はありませんが、触ると柔らかいので内部には水分は残っています。

食品乾燥機で6時間乾燥後 れんこん

 

12時間乾燥後のれんこん

乾燥前重量225g→6時間乾燥後72g→12時間乾燥後60g

見た目は特に変わりありませんが、れんこんが乾燥によって硬くなりました。

食品乾燥機でれんこん乾燥 12時間後

力を入れるとパリッと乾いた音がして折れます。

食品乾燥機でれんこん乾燥 12時間後

12時間以上乾燥を続けても、れんこんの重量は減少しませんでした。

野菜乾燥機「ドラミニ」を使うと、れんこんは12時間程度の乾燥で

ほぼ水分が無くなった状態になるということになります。

 

電子レンジでれんこんの乾燥

先程と同じようにカットしたれんこん225gを、電子レンジを使って乾燥を行います。

電子レンジでれんこん乾燥前

600wの設定で、

電子レンジ 600wに調節

水分を吸収させる為クッキングシートをレンコンの下に敷きます。

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電子レンジでレンコンを4分間乾燥

乾燥前重量225g→1分乾燥後214g→4分乾燥後175g

4分乾燥 れんこん 電子レンジ

まだしっとりしていますが、乾燥が進み硬く、少し形が反ってきました。

4分乾燥 れんこん 電子レンジ

 

電子レンジでれんこんを8分間乾燥

乾燥前重量225g→1分乾燥後214g→4分乾燥後175g→8分乾燥後125g

8分乾燥 れんこん 電子レンジ

れんこんの端の方から、少しづつですが水分が無くなっています。

8分乾燥 れんこん 電子レンジ

 

電子レンジでれんこんを13分間乾燥

乾燥前重量225g→1分乾燥後214g→4分乾燥後175g→8分乾燥後125g

→13分乾燥後66g

13分乾燥 れんこん 電子レンジ

レンジを開けたとき、フライドポテトのような良い匂いです。

ザラザラとした手触りです、触ってみて水分は感じません

13分乾燥 れんこん 電子レンジ

 

電子レンジでれんこんを14分間乾燥

乾燥前重量225g→1分乾燥後214g→4分乾燥後175g→8分乾燥後125g

→13分乾燥後66g→14分乾燥後59g

14分乾燥 れんこん 電子レンジ

13分のものより急に乾燥が進み、カリカリの状態になりました。

色も茶色に変色が増え、レンジも焦げ臭いです。

14分乾燥 れんこん 電子レンジ

 

電子レンジでれんこんを15分間乾燥

乾燥前重量225g→1分乾燥後214g→4分乾燥後175g

→8分乾燥後125g→13分乾燥後66g→14分乾燥後59g→15分乾燥後55g

15分乾燥 れんこん 電子レンジ

途中で煙が出てきたので停止させました。

水分が無くなり焦げ付いている部分があります。

15分乾燥 れんこん 電子レンジ

電子レンジでれんこんの乾燥は15分で焦げ付きが出たので終了です。

重量は55gになりました。

 

干し野菜作り(大根)の手順

水洗いをした大根を用意し、

水洗いした大根

ヘタを切り除き、5㎜~1cm程の間隔にカットします。

ヘタを切った大根

大根をカットしています

 

食品乾燥機で干し大根作りを行います

乾燥前重量445gの大根を食品乾燥機にのせ、設定温度60℃で乾燥させます。

ドラミニ 乾燥前 大根

ドラミニ 乾燥前 大根

 

6時間乾燥後の大根

乾燥前重量445g→6時間乾燥後57g

乾燥前の大根よりも大きさがとても小さくなりました。

ドラミニで大根乾燥6時間後

触ってみてしわしわと柔らかいです、水分はまだ含まれています。

ドラミニで大根乾燥6時間後

 

12時間乾燥後の大根

乾燥前重量445g→6時間乾燥後57g→12時間乾燥後27g

見た目は特に変わりありませんが、大根が乾燥によって硬くなりました。

ドラミニで大根乾燥12時間後

力を入れるとパキッと乾いた音がして折れます。

ドラミニで大根乾燥12時間後

12時間以上乾燥を続けても、大根の重量は減少しませんでした。

野菜乾燥機「ドラミニ」を使うと、大根は12時間程度の乾燥で

ほぼ水分が無くなった状態になるということになります。

 

電子レンジで大根の乾燥

先程と同じようにカットした大根445gを、電子レンジを使って乾燥を行います。

電子レンジで大根の乾燥

 

電子レンジで大根を3分間乾燥

乾燥前重量445g→1分乾燥後439g→3分乾燥後410g

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手で持つとまだまだ柔らかいです。

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大根の水分がクッキングシートに吸収されて重いです、

クッキングシートを交換し乾燥を続けます。

水分が染みたクッキングシート

 

電子レンジで大根を12分間乾燥

乾燥前重量445g→1分乾燥後439g→3分乾燥後410g→12分乾燥後316g

大根の水分がレンジ内部に付着しています。

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大根の端っこが茶色く変色が見えます。

まだ柔らかいですが、ところどころ乾いています。

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電子レンジで大根を36分間乾燥

乾燥前重量445g→1分乾燥後439g→3分乾燥後410g→12分乾燥後316g→36分乾燥後80g

大根はなかなか電子レンジでも乾燥が進まないようです。

36分間乾燥して重量の減少はありますが見た目あまり変わりありません。

レンジを開けたとき、少し焦げ匂いです。

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硬かったり、柔らかかったりとムラのある乾燥です。

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まだ内部には水分は残っている様子です。

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電子レンジで大根を39分間乾燥

乾燥前重量445g→1分乾燥後439g→3分乾燥後410g

→12分乾燥後316g→36分乾燥後80g→39分乾燥後54g

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多少柔らかい所もありますが、ほぼ乾燥しています。

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電子レンジで大根を42分間乾燥

乾燥前重量445g→1分乾燥後439g→3分乾燥後410g

→12分乾燥後316g→36分乾燥後80g→39分乾燥後54g→42分乾燥後16g

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こちらもれんこん同様、途中で煙が出てきたので停止させました。

全体的に焦げ付いています。

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電子レンジで大根の乾燥は43分で焦げ付きが出たので終了です。

重量は16gになりました。

 

干し野菜作り(人参)の手順

水洗いをした人参を用意し、

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ヘタを切り除き、5㎜~1cm程の間隔にカットします。

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食品乾燥機で干し人参作りを行います

乾燥前重量351gの大根を食品乾燥機にのせ、設定温度60℃で乾燥させます。

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6時間乾燥後の人参

乾燥前重量351g→6時間乾燥後47g

乾燥前の人参よりも大きさがとても小さく、硬くなりました。

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触ってみてまだ柔らかいです、水分はまだ含まれています。

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12時間乾燥後の人参

乾燥前重量351g→6時間乾燥後47g→12時間乾燥後41g

人参が乾燥によって硬くなりました。

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力を入れると乾いた音がして折れる程乾燥しています。

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12時間以上乾燥を続けても、人参の重量は減少しませんでした。

野菜乾燥機「ドラミニ」を使うと、人参は12時間程度の乾燥で

ほぼ水分が無くなった状態になるということになります。

 

電子レンジで人参の乾燥

先程と同じようにカットした人参を、電子レンジを使って乾燥を行います。

電子レンジの素材を置く皿が小さいので、158gと量を減らして乾燥させます。

dsc01329

 

電子レンジで人参を3分間乾燥

乾燥前重量158g→3分乾燥後131g

dsc01330

乾燥前の人参より少し柔らかくなっています。

dsc01332

 

電子レンジで人参を12分間乾燥

乾燥前重量445g→3分乾燥後131g→12分乾燥後45g

dsc01343

ムラのある乾燥ですが、硬く乾いているものとまだ柔らかいものがあります。

dsc01344

 

電子レンジで人参を15分間乾燥

乾燥前重量445g→3分乾燥後131g→12分乾燥後45g→15分乾燥後24g

dsc01350

ほぼ乾いた状態です。

dsc01351

 

電子レンジで人参を16分間乾燥

乾燥前重量445g→3分乾燥後131g→12分乾燥後45g→15分乾燥後24g

→16分乾燥後18g

こちらもれんこん・大根同様、途中で煙が出てきたので停止させました。

dsc01355

黒く焦げ付いています。

dsc01356

乾いていて、手触りはカサついています。

dsc01357

電子レンジで人参の乾燥は16分で焦げ付きが出たので終了です。

重量は18gになりました。

 

出来上がった干しレンコンの比較

左 食品乾燥機で乾燥したれんこん      右 電子レンジで乾燥したれんこん

dsc01670

食品乾燥機で作った干しれんこんは、比較的変色が少なく

見た目は綺麗な仕上がりです。

dsc01671

電子レンジで作った干しれんこんは、乾燥させる途中で焦げ付いてしまい

茶色く変色しています。

dsc01672

この2つをそのまま食べ比べてみました。

両方パキっとした良い歯ごたえです、味としては食品乾燥機の方は

少し粉っぽいですが、電子レンジで作ったれんこんは香ばしく

そのままでも十分美味しく食べれます。

 

出来上がった干し大根の比較

左 食品乾燥機で乾燥した大根      右 電子レンジで乾燥した大根

dsc01673

食品乾燥機の大根はパリパリとした状態です、変色はほぼありません。

dsc01674

電子レンジの大根も、れんこんと同じく乾燥の途中に焦げ付いてしまいました。

dsc01675

2つそのまま食べてみた感想は、両方ともほのかに甘く美味しいです。

電子レンジの大根の方が歯ごたえが良く食べやすいです。

 

出来上がった干し人参の比較

左 食品乾燥機で乾燥した人参      右 電子レンジで乾燥した人参

dsc01676

食品乾燥機の人参は乾燥前より小さくなり、形は変わりましたが

乾燥の変色はほぼ無くきれいな見た目です。

dsc01677

電子レンジで乾燥させた人参も変色はありませんが

少し焦げ付きました。

dsc01678

2つともそのまま食べてみました。

両方とても甘く、このまま野菜チップスとしておいしかったです。

食品乾燥機の方が甘さが強く出てると感じました。

電子レンジの人参は香ばしく、パリパリとして食べやすいです。

 

食品乾燥機vs電子レンジの結果

食品乾燥機を使用すればれんこん、大根、人参は12時間乾燥させるとほぼ水分はなくなります。

電子レンジで乾燥させると、れんこんは約15分、大根は約40分、人参は約16分程で完全に乾燥するようです。

 

食品乾燥機で作った干し野菜

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電子レンジで作った干し野菜

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電子レンジで作った干し野菜は、食品乾燥機で作るよりも乾燥時間は圧倒的に早くなります。

しかし、電子レンジの場合は水分が少なくなってくると焦げ付きやすくなるので上手に乾燥させるには、こまめな時間調節が必要になります。

dsc01361

食品乾燥機は時間が掛かってしまいますが、焦げ付きなく乾燥させることが出来ますので安定して同じような干し野菜やドライフルーツを作ることができるかと思います。

電子レンジのようにずっと機械を見ている必要もないかと思います。

電子レンジの場合は短時間で乾燥をさせる必要がある場合などはメリットがあるかと思います。

焦げる手前くらいまでの乾燥を調節できるならメリットは大きいと思いますが、焦げてしまうと電子レンジに焦げた臭いがかなり付いてしまうのでご注意ください。

そのまま食べてみた結果は、焦げることを気にしない場合は電子レンジの方が乾燥温度が高いため野菜の香りが立ちカリッとした食感になりやすいのでスナック菓子のように食べやすい点はあるかと思います。

 

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