[食品乾燥機vs天日干し]キャベツ、人参、カボチャで比較テスト|乾燥時間や味、見た目は差が出るのか!?
公開日:
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最終更新日:2019/01/18
野菜 乾燥例, 食品乾燥機・天日干しの乾燥比較テスト, 家庭用食品乾燥機ドラミニ テスト例
食品乾燥機と天日干しの乾燥比較テストを行いました。
以前の記事では切り干し大根の比較テストを行い野菜乾燥機を使用したほうが6倍早く乾燥が完了するという結果だったのですが今回のキャベツ、人参、カボチャではどのような結果になるでしょうか。
食品乾燥機と天日干しで実際どれくらいの乾燥時間の差があるのか?
味や見た目の差もあるのか?などを検証していきます。
大根の比較テストの詳細は下記リンクよりご覧頂けます。
[比較]切り干し大根を野菜乾燥機と天日干しで乾燥させた結果
きゅうり、ピーマン、ぶなしめじの比較テストの詳細は下記リンクよりご覧頂けます。
[干し野菜作り] きゅうり、ピーマン、ぶなしめじを野菜乾燥機と天日干しで比較テスト
Contents
野菜の乾燥に使用する食品乾燥機「ドラミニ」
- 小型乾燥機ですが6段トレーで約3kgの乾燥を1度に行えます。
- 温度設定可能、タイマー付の高機能です。
- 電気代も1時間で3~4円と省エネです。
- 静音仕様のため作動音も静かです。
価格:¥26,800
実際に食品乾燥機「ドラミニ」を使用されたお客様の声は下記をクリック
食品乾燥機ドラミニを使用したお客様の声一覧
キャベツ、人参、カボチャを干すのに使用した干しかご
1000円前後でアマゾンなどで販売している干しかごです。
この食品乾燥機と干しかごを使って比較テストを行っていきます。
食品乾燥機でキャベツの乾燥
キャベツ丸ごとは食品乾燥機に入らないですし、乾燥時間も長くなるのでカットしていきます。
芯の部分を切り取ります。
キャベツの葉を剥いて約2㎝幅に切ります。
これで下ごしらえは完成です。
食品乾燥機で干しキャベツを作ります
乾燥前重量1080gのキャベツを食品乾燥機にのせ、設定温度60℃で乾燥させます。
6時間乾燥後のキャベツ
乾燥前重量1080g→6時間乾燥後226g
重量はかなり減りましたが、まだしなっとしてて水分は残っているようです。
12時間乾燥後
乾燥前重量1080g→6時間乾燥後226g→12時間乾燥後67g
12時間の乾燥でかなり水分は飛んだようです。
触ってみても水分はほぼ無いように感じます。乾燥で硬く脆くなりました。
12時間以上の乾燥ではキャベツの重量の減少はありませんでした。
キャベツは12時間程度の乾燥でほぼ水分は無くなるということになります。
天日干しでキャベツの乾燥
先程と同じようにキャベツをカットしてから天日干しを行います。
干しかごに入れてキャベツの天日干しを行います。
キャベツの重量は先程と同じく1080gです。
天日干し1日経過
初日は晴れていて暖かかったです。
乾燥前重量1080g→1日乾燥後重量376g
しなっと柔らかく水分はまだまだあります。
キャベツの天日干しはすごく時間がかかったのでダイジェストで経過をお伝えします
天日干し3日経過
乾燥前重量1080g→1日乾燥後重量376g→2日乾燥後重量276g→3日乾燥後重量214g
葉が薄いキャベツや小さいものは少し硬くなってきています。
キャベツ天日干し6日目
6日目、天気は雨でした。
乾燥前重量1080g→1日乾燥後重量376g→2日乾燥後重量276g→3日乾燥後重量214g→
4日乾燥後重量184g→5日乾燥後重量173g→6日乾燥後重量166g
キャベツは乾燥があまり進まないようです。
天日干し9日目
9日目、天気は風の強い雨で、室内で乾燥させました。
乾燥前1080g→1日376g→2日276g→3日214g→4日184g→5日173g→6日166g→
7日134g→8日94g→9日80g
天日干し12日目
乾燥前1080g→1日376g→2日276g→3日214g→4日184g→5日173g→6日166g→
7日134g→8日94g→9日80g→10日76g→11日70g→12日66g
ほとんど重量に変化がみられないため12日でキャベツの天日干しは完了とします。
食品乾燥機でカボチャの乾燥
カボチャも丸ごとの乾燥は難しいのでカットしていきます。
かぼちゃのわたと種の部分をスプーンで取り除きます。
かぼちゃをスライスします、今回使ったかぼちゃは電動スライサーを使ってスライスしました。
大体5㎜位にスライスされています。
食品乾燥機で干しかぼちゃ作り
食品乾燥機のトレイにスライスしたかぼちゃを並べます。
乾燥前重量1843g、設定温度60℃で乾燥させていきます。
かぼちゃ6時間乾燥後
乾燥前重量1843g→6時間乾燥後284g
もうすでに表面を触ると乾いており、力を加えると折れてしまいます。
12時間乾燥後
乾燥前重量1843→6時間乾燥後284g→12時間乾燥後257g
6時間乾燥より少し重量は減りさらに硬くなったようです。
18時間乾燥後
乾燥前重量1843g→6時間乾燥後284g→12時間乾燥後257g→18時間乾燥後247g
曲げるとパリパリと折れるまで乾燥が進みました。
18時間以上の乾燥で重量の減少はありませんでした。
天日干しでカボチャの乾燥
先程と同じようにカボチャをスライスしたものを干していきます。
乾燥前重量は1843gです。
かぼちゃの天日干し1日目
乾燥前重量1843g→1日乾燥後重量648g
乾燥にばらつきはあります。
乾燥が進んでいるカボチャもあれば、まだまだしっとりしているカボチャもあります。
かぼちゃの天日干し2日目
2日目は曇りで、あまり風もなかったです。
乾燥前重量1843g→1日乾燥後重量648g→2日乾燥後重量386g
乾燥で小さく曲がった形になっていますが2日間乾燥を行っても食品乾燥機の6時間乾燥より進んでいないようです。
かぼちゃ天日干し3日目
3日目、午前中は曇りでしたが午後から晴れました。
乾燥前重量1843g→1日乾燥後重量648g→2日乾燥後重量386g→3日乾燥後重量269g
天日干しも順調に水分は無くなってきています。
硬くなりました、水分はあまりない様子です。
かぼちゃ天日干し4日目
乾燥前重量1843g→
1日乾燥後重量648g→2日乾燥後重量386g→3日乾燥後重量269g→4日乾燥後重量248g
天日干し4日目で食品乾燥機の18時間とほぼ同じ重量になりました。
これでかぼちゃの天日干しは完了となります。
食品乾燥機で人参の乾燥
今までと同様に人参もスライスしてから乾燥を行います。
包丁でヘタと先の部分をカットします。
電動野菜スライサーで人参を薄くスライスしていきます。
約5㎜程にスライスされています。
食品乾燥機で干し人参作り
食品乾燥機のトレイにスライスした人参を並べます。
乾燥前重量 1574g、設定温度60℃で乾燥させていきます。
人参乾燥6時間後
乾燥前重量1574g→6時間乾燥後183g
乾燥で小さく縮みました、触ってみるとまだ少ししっとりしています。
12時間乾燥後
乾燥前重量1574g→6時間乾燥後183g→12時間乾燥後97g
乾燥で乾き硬くなりました。
力を入れると折れます。12時間以上の乾燥で人参の重量の減少はありませんでした。
天日干しで人参の乾燥
人参の乾燥前重量は先程と同じ1574gで天日干しを行います。
天日干し1日目の人参
乾燥前重量1574g→1日乾燥後重量502g
表面はほぼ乾いてそうです。皮の部分は硬いです。身はまだ柔らかいので水分が残っています。
天日干し2日目の人参
乾燥前重量1574g→1日乾燥後重量502g→2日乾燥後重量230g
乾燥で小さくなり、硬いです。食品乾燥機と同じく、3つの中で1番乾燥スピードが早いです。
天日干し3日目
乾燥前重量1574g→1日乾燥後重量502g→2日乾燥後重量230g→3日乾燥後重量99g
とても小さく、軽くなりました。
天日干し3日目で人参は食品乾燥機の12時間とほぼ同じ重量になりましたので完了となります。
出来上がった干し野菜の見た目や味を比較
キャベツ
左 食品乾燥機で作った干しキャベツ 右 天日干しの干しキャベツ
食品乾燥機のキャベツは指で力を入れるとパリッと割れる乾燥状態です。
天日干しのキャベツは、食品乾燥機のキャベツと比べて少し柔らかい状態です。
天日干しは見た目も少し変色しているようです。
この2つをそのまま食べ比べてみました。
味はほのかに甘く両方美味しかったですが、天日干しの方が噛み切りづらいため食べづらかったです。
食品乾燥機のキャベツはパリパリと歯ごたえ良く食べれました。
かぼちゃ
左 食品乾燥機で作った干しかぼちゃ 右 天日干しの干しかぼちゃ
食品乾燥機のかぼちゃはとても硬く、手で折るのも少し力が要ります。
天日干しのかぼちゃは少し柔らかいです、折れたり折れなかったり個体差があります。
この2つをそのまま食べ比べてみました。
2つともそのままでも十分美味しく、歯ごたえもそれぞれの良さがありました。
人参
左 食品乾燥機で作った干し人参 右 天日干しの干し人参
食品乾燥機の人参は指で押すと割れる程乾燥しています。
天日干しの人参は柔らかいです。
この2つをそのまま食べ比べてみました。
天日干しの方は口に入れると生臭さが少し気になります。
食品乾燥機は乾燥がしっかりしているのか生臭さは無く食べられました。
食品乾燥機vs天日干しの結果
食品乾燥機を使用すればキャベツ、かぼちゃ、人参は12~18時間でほぼ水分はなくなります。
キャベツは天日干しに非常に時間がかかる、人参、カボチャは3~4日程度の天日干しで食品乾燥機の12~18時間と同じくらいの干した状態となる。
以前行った切り干し大根と同じように食品乾燥機を使用すれば6倍以上早く乾燥が完了するということなります。
また、見た目や味も食品乾燥機で行ったもののほうが良いかと思います。
*味に関しては個人の見解です。
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野菜や果物の乾燥機や粉末にするミルの他に電動スライサーや真空包装機の販売も行っております。
メールでのお問合せは下記のお問合せフォームからお願い致します。
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