野菜乾燥機でドライトマト作り！丸ごとorスライスで乾燥時間の差はでるのか！？

ラボネクト株式会社で販売している野菜乾燥機を使ったテスト例
今回はドライトマトの作り方です。

基本的には野菜や果物を乾燥させる際にはスライスしてから乾燥を行います。
特にトマトのように皮で覆われている食材はスライスしないと乾燥時間が非常にかかってしまいます。

トマトを丸ごと乾燥させるかスライスしてから乾燥を行うかでどれくらい乾燥時間に差がでるのかを検証していきたいと思います。

３種類の状態に分けたプチトマトで乾燥テスト

• そのままの状態のプチトマト　重量104g

• 皮を取った状態のプチトマト　重量84g

• スライスした状態のプチトマト　重量72g

丸ごと、皮をむいた、スライスしたプチトマトの計３種類で乾燥テストを行います。

野菜乾燥機のトレーにプチトマトを並べていきます。

設定温度６０℃で乾燥を行っていきます。
左から丸ごと、皮をむいた、スライスしたプチトマトとなっております。

乾燥６時間後

丸ごとプチトマト

乾燥前重量104g→6時間後重量101g
丸ごとのプチトマトは重量も見た目もほぼ変わりない状態です。
３ｇしか重量は減っていません。
やはり皮が邪魔をして水分が抜けづらいのだと思います。

皮無しプチトマト

乾燥前重量84g→6時間後重量38g
皮無しのプチトマトはまだまだ水分は含んだ状態ですが重量は半分以下に減っております。
皮があるか無いかで乾燥時間に大きな差がでることがわかります。
水分はまだまだ含んでいます

スライスしたプチトマト

乾燥前重量72g→6時間後重量18g
スライスしたプチトマトです。
少ししぼみました、水分はまだありますが３種類の中で１番乾燥スピードが早いです。

乾燥12時間後

丸ごと

乾燥前重量104g→6時間後重量101g→12時間後重量85g

見た目はあまり変わりませんが柔らかくなってきました。

何個か皮が破れてきたものもあります。

皮無し

乾燥前重量84g→6時間後重量38g→12時間後重量10g
小さく、表面が硬くなってきました。

スライス

乾燥前重量72g→6時間後重量18g→12時間後重量9g

水分が無くなってきました、硬いです

乾燥18時間後のプチトマト

丸ごと

乾燥前重量104g→6時間後重量101g→12時間後重量85g→18時間後重量58g
１８時間の乾燥で重量はやっと半分ほどになってきました。
徐々に皮がしぼみ小さくなってきました。

皮無し

乾燥前重量84g→6時間後重量38g→12時間後重量10g→18時間後重量6g
皮無しのトマトは元の重量の１割以下まで水分は無くなりました。
硬く乾燥しています。

スライス

乾燥前重量72g→6時間後重量18g→12時間後重量9g→18時間後重量7g

スライスしたトマトも乾燥が進み力を入れて握るとパリッと音がします。

皮無しとスライスしたプチトマトは18時間の乾燥でこれ以上乾燥させても重量の変化はありませんでした。

乾燥24時間後

丸ごと

先程の１８時間乾燥で皮無し、スライスの乾燥は完了しましたので
ここからは丸ごとのプチトマトだけの乾燥を行っていきます。

乾燥前重量104g→
6時間後重量101g→12時間後重量85g→18時間後重量58g→24時間後重量37g

皮の中はまだ水分が残っていますまだ柔らかいです。

乾燥30時間後

乾燥前重量104g→
6時間後重量101g→12時間後重量85g→18時間後重量58g→24時間後重量37g→30時間後重量14g

皮の中がとても硬くなってきました。

乾燥36時間後

乾燥前重量104g→
6時間後重量101g→12時間後重量85g→18時間後重量58g→24時間後重量37g→30時間後重量14g→36時間後重量9g

36時間でやっと丸ごとプチトマトの乾燥が完了しました。

皮無しやスライスが１８時間で乾燥が完了したのに対して丸ごとのトマトは３６時間と倍の時間が必要でした。

このように皮で覆われた野菜や果物はそのままだと乾燥に時間が掛かってしまします。

時間を短縮するには皮を破いたり、皮と実を分けることで乾燥時間を短縮することができるということが今回のテストからわかります。

トマトの乾燥時間と重量の変化まとめ

丸ごとトマト
乾燥前重量104g→6時間後重量101g→12時間後重量85g→18時間後重量58g→24時間後重量37g→30時間後重量14g→36時間後重量9g

皮無しトマト
乾燥前重量84g→6時間後重量38g→12時間後重量10g→18時間後重量6g

スライスしたトマト
乾燥前重量72g→6時間後重量18g→12時間後重量9g→18時間後重量7g

皮なしのトマトとスライスしたトマトはだいたい同じような乾燥の変化になっています。

丸ごとのトマトはやはり時間がかかるようでスライスや皮無しの倍の乾燥時間は必要となってくるようです。

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